効果的な褒め方
子供の褒め方って難しいですよね。友達のような関係で軽口を叩き合う関係だと、褒めるのって妙に照れくさい。毎日叱り飛ばして制圧している関係だと、急に褒めるなんて格好がつかない。
でもやっぱり、上手に褒める技術を持っているお母さんのもとでは生徒はメキメキ力を付けていきます。ここで効果的な褒め方をひとつ紹介しましょう。それは「間接的に褒める」という方法です。
<設定:和也君14歳(兄)、達也君11歳(弟)>
「和也、お母さん思うんだけど、達也最近遅くまでほんとによく頑張ってるわよね。」
「珍しいね、お母さんが達也を褒めるなんて。」
その晩、和也君は達也君に言います。
「達也、お母さんがお前のこと褒めてたぞ。最近遅くまでよく頑張ってるってさ。」
「ほんとに!?(嬉)じゃあもっと頑張るぞ!」
直接褒められると嘘っぽく感じることもあるかもしれませんが、間接的に「褒められていた」という話を聞くと、誰しも「認められている」という実感が湧くものです。僕もたまにこの方法を使うことがあります。
「お母さん、ああ見えてお前のこと買ってるよ。こないだも『理科は私に似てすごく出来るんです』って自慢してたもん。」
とか。たとえそれが真っ赤なウソだったとしても、生徒のやる気は面白いようにアップするのです。
2012/11/20