親子の距離感

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親子の距離感

子供にどれくらい手をかけるべきか。これも難しい問題です。あまり手をかけすぎても、お子さんの自立を阻害します。お母さんが代わりに受験してあげることは不可能なのですから、ある程度は自分で決めて自分で行動するというクセを身に付けさせてあげる必要もあります。

僕の友人に、いわゆる「ヤクザやさん」のお家で生まれた娘がいるのですが、この友人は小さい頃からお父さんに隠れて勉強しなければなりませんでした。なぜか。それは、お父さんが「勉強なんかするやつはウチの子やない!」なんて、普通の子なら小躍りして喜ぶだろうことを言う人だったからです。

でもその友人は、駅前のマクドナルドで自習したり、学費をバイトで稼いだりと、涙ぐましい努力を重ねた結果、関西トップ校から国立大学の法学部へと進学したのです。

このように、親が勉強に関心を持たない家庭で自立心が強い優秀なお子さんが育つケースというのは、実は決して稀ではありません。とはいえ、少子化で一昔前と比べて教育熱も相当過熱している今日では、お母さんの果たすべき役割が大きくなっているというのもまた事実です。僕の友人のようなケースは、もはや例外事例と言わざるを得ないでしょう。っと、少し長くなりそうなので続きはまた明日!

2012/11/20

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