弱点補強の黄金ルール

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弱点補強の黄金ルール

先月行われた某大手進学塾の公開テストの社会。第1問でよくある都道府県別の白地図問題が出たのですが、そこそこ成績のいいお子さんたちがここで揃ってパニック。すっかり歯車が狂ってしまい、その後もミスを連発していました。

これにはちょっとびっくりしましたが、初っ端で「猫ダマシ」を食らうと、こういうことも起こりがちです。ここから学べる教訓は2つ。ひとつは、ケアレスミスの構造。もうひとつは、弱点補強の方法です。ケアレスミスの構造については別の機会に譲るとして、今日は弱点補強の方法についてお話します。

弱点補強の黄金ルール。それは「正答率への意識を高めること」です。正答率がデータとして出るテストは年間通してもそうたくさんありません。ですから、せっかくの機会は貪欲に利用しましょう。
公開テストや各種模擬テストのデータは徹底的に使いこなす。
そうじゃないと宝の持ち腐れですよ!

もっとも、単に数字だけみて「この分野が弱いね」とか「この分野は得意だね」とか、そんなのは素人のやることです。出題形式や、出題の順序、他の問題との相関関係。そういった様々な要素を総合的に考慮してこそ、初めてプロの分析といえます。この弱点補強のための分析を反映させるためのプランが「お子さん専用戦略」です。ちなみに、都道府県別の白地図問題対策には、切り離せばカードになるものが有効です(サピックスや学研から出ています)。

2012/11/20

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