予防教育の必要性
今日は、英単語のスペルを全く覚えられないお子さんのお話です。去年なんとか中学入試を土俵際で乗り切った中学1年生。エンジンがかかるのが遅いタイプなので、英語の勉強にも四苦八苦。そもそも勉強スタイルが未熟なので、新しい科目への対応は独力では困難を極めている模様です。
期末試験前にちょこっと見てあげたところ、「今回は気合が入ってるんです」との言葉とは裏腹に、全く英単語が書けません。
英単語が書けない=英語の勉強は全くしていない
というイメージがあるくらいの、基本中の基本でつまづいてしまっているのです。でも、本人の言葉に嘘偽りはなさそうです。どういうことだろう…
2時間かけて、この謎を解きにかかりました。結論としては、単語が「見えていない」からなのでした(アルファベットで音読させてみると何度も間違えるので判明しました)。こういうところでのつまづきは、なかなか学校や塾では見つけてもらえません。「なんでこんな状態で放置されてるの?学校は一体何やってるの?」と正直僕も憤りましたが、これが現実なのです。
落ちこぼれる原因を事前に発見して早期に処置を。「予防教育」の必要性を改めて痛感した次第です。
2012/11/20