「コツコツ型」と「ガムシャラ型」

prev  ≫コラムindexへ next

「コツコツ型」と「ガムシャラ型」

今日は「コツコツ型」と「ガムシャラ型」について。

コツコツ真面目にやるタイプのお子さんは見ている側が安心してしまうせいか、案外成績が伸び悩んでしまうケースが多いようです。「コツコツ型」のお子さんの場合、見落としがちなのが「適切なボリューム」と「詰めの甘さ」です。

具体的には「やっていることにゆとりがありすぎて実力アップにつながらない」とか「のっぺり一通りこなして安心してしまって自分の弱点を克服する姿勢が弱い」ということがよく見受けられるのです。

これに対して「ガムシャラ型」のお子さんは、例えば「試験前1週間は寝ない」くらいの勢いでモリモリ勉強するわけです。そのせいか定期テストなどでは下手が却って上手なんていうこともよくあって、「ガムシャラ型」に軍配があがってしまい、これが「コツコツ型」の士気を下げる原因になってしまったりします。
「あの子はあんなに普段ちゃらんぽらんなのに、なんで私より成績いいんだろう。私ってほんとダメだわ。」なーんて感じてしまうわけです。

そこで、「コツコツ型」のお子さんには「ギアチェンジ」の意識づけをしてあげることが必要になってきます。試験前になると後ろからブワーッと煽りをかけてくる連中がいる。そんな連中から逃げ切るためには、自分にも時にはガムシャラさが必要なんだ。という意識づけですね。ベースは「コツコツ型」で、時には「ガムシャラ型」。そんな感じで明確に意識して使い分けられると良いと思います。

2012/11/20

prev  ≫コラムindexへ next