厳しい親とがまん強い子供
「厳しい親とがまん強い子供」について。
先日、柔道の井上康生選手の親が相当厳しかったというエピソードをうかがいました。1番にならない限りはほめないというのです。これは大きな賭けだと思います。何が何でも我が子を1番にしたいというのであれば、こういう方法もアリなのでしょう。しかし、大抵の子供はそこまでされるとへこたれてしまいます。「もういいや」と開き直られてしまえばジ・エンドです。やはりマメにほめる方がいい結果を導きやすいと経験上思います。
経験上ということで言えば、僕は近所中で「挨拶がきちんとできる良い子」で通っていたのですが、そのことでよくほめられました。こうなると面白いもので、もうなかなか挨拶をおろそかにはできなくなります。こういった心理を利用すると良いと思います。
例えば、(1)近所づきあいを密にする(2)何かひとつでも子供に達成させようとする事柄を決める(3)その点について達成の兆しがみえたらほめ合うようにする。そうして子供の自発的な規律を促すのは有効な手法だと思います。
Aさんの家庭で「がまん強くなる」を目標にする。→BさんからみてAさんの子にちょっとでもがまん強さがみえたらすかさずほめる。
Bさんの家庭では「挨拶がきちんとできる」を目標にする。→AさんからみてBさんの子にちょっとでもきちんと挨拶しようという姿勢がみえたらすかさずほめる。→→→
という感じです。
2005/08/13