超回復の法則

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超回復の法則

僕たちが常識だと思っていることでも、意外と知られていないことって結構あるものです。例えば、休養・栄養の大切さ。夜中の2時3時まで無理矢理机に座らせて、休憩もろくすっぽとらせない。そのうえ夕食は冷凍食品やコンビニの弁当で簡単に済ませていたり。

さすがにここまでひどいご家庭は稀有だとは思います。が、程度の差こそあれ、似たような発想のご家庭はよく見かけます。そんな悪習慣は根絶やしにしてしまいましょう!

トレーニング用語に「超回復」というものがあります。体がボロボロになるまでトレーニングして、しっかり栄養を摂って寝て起きたら、以前より強い体になっている。だいたいそんな意味です。勉強もトレーニングと本質的には同じです。ですから、脳がヘトヘトになるまで勉強したら「しっかり栄養を摂って寝る」ことが「以前より高いレベルの脳」になるために必要不可欠なのです。

トレーニングが体をいったん破壊してより強い体に作り変える作業だとすれば、勉強は脳をいったん破壊してより強い脳に作り変える作業だと表現することが出来るでしょう。とすれば、脳を酷使しておきながら休養不足・栄養不足の状態が続くとどういうことになるか。分かりますよね?壊れっぱなしの脳でメンテナンスの行き届いた子供たちと戦わせるなんて、罰せられることこそ現実的にはありえませんが、立派な犯罪行為だとすら思います。

2012/11/20

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