明るい親と幼い子供

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明るい親と幼い子供

以前紹介した「合格させる母親のひみつ」に出てくる「合格させる5つの親子関係」について、ちょっと考えてみましょう。念のため言っておきますが、僕はシドウ会の回し者ではありません。この本で初めてシドウ会という塾の存在を知ったくらいです。

まずは「明るい親と幼い子供」について。

こう見ると幼い子供であることが良いことのように書かれているように思えますが、これはちょっとどうなのかなというところですね。確かに、お祭り感覚で受験を乗り切る家庭はこの組み合わせであることが多いです。しかし、学力(≒得点能力)自体は「ませた子供」の方が高い傾向にあります。これはビジョンがしっかりしていたり、学習能力(=計画力・集中力・忍耐力などの総合的な能力)が高かったりするところに起因するものと思われます。

基本は「明るい親」でいてもらいたいのですが、たまには落ち込んでいる姿を子供に見せるというのも悪くありません。自分の成績のせいで、普段あんなにギャーギャー言ってるお母さんが珍しくしょげている。それを見て「なんだかすごく悪いことをしたようだ」と反省して勉強しだす。実はそんなケースって結構多いんですよ。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

2012/11/20

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