記憶力なんて工夫次第

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記憶力なんて工夫次第

覚えることは出来ても考えることが出来なければ、社会に出てもあまり役に立ちません。まず、自分がこれから何を勉強するのかをちゃんと把握する。そのうえで、結論にいたるまでの理由をしっかり考えて、納得してから記憶する。これが勉強の黄金パターンです。

とはいえ、すべてのことについて理由が簡単に分かるわけではありません。石をなぜ石と呼ぶのか。英語だとstoneと綴るのはなぜか。そんなところまで追究しても、それはさすがに時間の無駄です。そこで、「記憶法」が活躍するわけです。

ただ、勘違いして欲しくないのは、記憶力が一番偉いのではないということです。一番偉いのは、やはり考える力、思考力だと思います。覚えるのは上手だけど考えられない人(生徒に限らず大人でも多いです)というのは、やはり見ていて寂しいです。

そういうと「なんだ考えられればいいのか」と途端に記憶を馬鹿にする生徒もいますが、それもまた間違いです。思考力、理解力、記憶力、表現力。これらは全て人間が社会生活をするうえで重要な要素です。どれひとつおろそかにしてはいけないと思います。

ところで、世の中には様々な「記憶法」が出回っています。簡単な記憶の仕組みを知り、ちょっとした工夫で記憶力なんてアップするものなんだ、ということは理解しておいた方がいいでしょう。

2012/11/20

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