シツケの重要性
今日はシツケの重要性についてお話します。
今まで「ギャーギャー言うな」「もっと褒めろ」とさんざん言ってきておいて、ここに来て突然「シツケの重要性」とはどういうことだろうと思われるかもしれませんね。
実は、僕が担当する家庭は「教育熱心な家庭」と「なんとか子育ての重圧から逃れようとしている家庭」の2つのタイプが多いのです。前者のタイプを想定して「子供を上手に動かすためのノウハウ」を重点的にお話しているのは、前者のタイプの家庭が後者のタイプの家庭より多いからに過ぎません。
しかしながら世の中には、後者のタイプの家庭が確実にそれも急速に増えてきているようです。「子供を自由に育てることがいいことだ」などという親の責任逃れのための格好の口実を真に受けてしまった戦後教育の弊害。いたるところで目にしてきていることでしょう。
親が自由でいたいから、面倒なことは嫌だから、子供を放置する。はっきり言います。いかなる形であれ、その代償は高くつきます。シツケのできているお子さんは、家庭教師がつけばグングン成績を伸ばします。しかし、シツケのできていないお子さんは、家庭教師がついても焼け石に水状態です。ところが、シツケのできていないお子さんは、学校も塾もさじを投げるので、最後に頼れるのは家庭教師しかいない。
だからこそ先日もお話した通り、矯正に100万円単位の出費をしなければならないなんて羽目に陥るわけです。そんなわけで、シツケはしっかりとお願いしますね。
2012/11/20